第28回 現代舞踊フェスティバル 参加作品『やがて新しい朝が来る』
2007年8月30日 新国立劇場 中劇場
<批評>
佐藤小夜子の『やがて新しい朝が来る』のハート型のゴム風船を使った群舞には、今の時代を踊る楽しさが溢れていた。 (山野博大 舞踊評論家/週刊オン★ステージ新聞 2007年9月21日号掲載より引用) 佐藤小夜子「やがて新しい朝が来る」は風刺をきかせた表現や創意を凝らした演出が優れていた。 (吉田悠樹彦 舞踊批評家/音楽舞踊新聞 2007年12月1日号掲載より引用) 新鮮で、ポップな感覚の作者。ピンクの衣裳、手に風船の群舞で、ザ・ピーナッツの唄で始まる。独特の動きで隊形を変化させ、雰囲気を変える。ハート型の風船は割れ、最後に衣裳を脱いで、奇妙な白鳥に生まれ変わる。意表をつく奔放なアイデアで楽しめるがもう少し時代風刺の目線が欲しい。 (うらわまこと 舞踊評論家/(社)現代舞踊協会発行 DANCE EXPRESS 芸術舞踊より抜粋)